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腸内環境セルフチェック、腸の状態は脳にも影響?

「からだが資本」とはよく言ったものですが、
日々の生活の中で
”健康”を意識しながら、食べ物に気遣ったり、
運動をしたりしている人、多いですよね?

平成26年に厚生労働省が公開した
「健康意識に関する調査」の結果によると、
健康のための生活習慣や、
病気にならないよう気をつけていると回答した人は
約7割を占めます。

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年齢を重ねるとともに、
大きな関心事項となる「健康」。

実は、
「腸内環境」こそが健康のカギを握っている
と言われています。

昨今、「腸内環境」や「腸内フローラ」
というキーワードがメディアでも頻繁にとりあげられる
ようになりました。

驚くべきことに、
腸内環境の影響範囲はとても広く、
いわゆる「健康」というキーワードから
連想される日々の体調だけにとどまらないという
ことが、次第に明らかになりつつあります。

最近の研究では、
「腸」の環境が、なんと!
受験や恋愛、就職など、人生の節目を彩る
様々な重要な場面で影響を与えているという
可能性が指摘され、そのメカニズムに注目が集まっています。

「小林弘幸」ドクターのお名前を
聞いたことがありますか?

小林ドクターは、順天堂大学医学部の教授で、
日本で初めて「便秘外来」を開設した
便秘外来の元祖。

そして、
自律神経研究の第一人者としても
知られており、その外来診療は
ずっと先まで予約で埋まっているんだとか。

しつこい便秘への処方箋を伝授しては、
便秘で困っている患者さん方の悩みを
解決してきた小林ドクター。

その小林ドクターが、
乳製品メーカーのダノンジャパン
とともに行った興味深い実態調査があります。

ダノンというと、日本では店頭で売られている
ダノンヨーグルトをよく見かけるのではないでしょうか?

この調査の目的は、ズバリ
「腸内環境が人間の性格、生活行動などに与える影響」
を明らかにすること。

調査は、20〜50代の女性800人を対象に実施されました。

まず、
8項目の質問が用意され、
回答者にセルフチェックしてもらう形で
調査が進められました。
 
①下腹部に張りを感じる
②おならが臭い
③おならが出る
④力まないと排便ができない
⑤排便が定期的ではない
⑥下痢を繰り返す
⑦腸の不快感(残便感やゴロゴロしている)
⑧腹部の不快感(ガスが溜まっている)
 
この8項目は、その回答状況によって
「腸内環境の悪化」を推測することができる内容となっています。

ご興味のある方は、ご自身でもチェックしてみては?

「はい」の回答数が多いほど
腸内環境が悪化している可能性が高くなります。

さて、
調査対象の800人の回答の内訳は、
このような結果になりました。

「はい」の数:3〜4個(24.9%)
「はい」の数:5〜6個(24.6%)
「はい」の数:1〜2個(21.6%)
「はい」の数:7〜8個(15.6%)
「はい」の数: 0個(13.2%)

なんと、
「はい」の数が0個で超(腸?)良好と回答した方は、
「13.2%」と、全体のわずか1割程度にとどまりました。

逆に、
「はい」の数が5個以上あった回答者は
4割以上を占め、腸内環境に不安を抱えている人は
少なくないことが判明しました。

次に、
「はい」の数の多い・少ないによって、
腸内環境がよいグループと、悪いグループに分けて、
さらに追加の質問に回答してもらうことに。

⑨「日曜など休日の夕方に感じる落ち込みや不安」の自覚は?
⑩「落ち込み・不安」を感じる「曜日」は?

「日曜など休日の夕方に感じる落ち込みや不安」は、
「サザエさん症候群」とも呼ばれていますが、
腸内環境が悪い「7〜8個」(15.6%)のグループは
「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」の回答が
52.3%と過半数を超える結果に。

一方、腸内環境が良好「0個」(13.2%)のグループは
27.2%にとどまり、差が見られました。

「落ち込み・不安」を感じる「曜日」は、
「月曜」が最多。

まさに「ブルーマンデー」が
調査からも裏付けられた形になりましたが、
落ち込みや不安を感じる度合と持続時間に
腸内環境の如何で差が現れました。

「7〜8個」のグループは月曜に約7割が落ちこみを覚え、
翌火曜になっても約3割は不安が持続。

一方、「0個」のグループは月曜でも約4割と低く、
火曜も不安を引きずる人は約1割に減少。

また
「7〜8個」のグループは
6割近くが朝や夜に落ち込みや不安を覚えるのに対し、
「0個」のグループは、3割以下。

「いつも疲労を感じている」という回答は
前者が25.4%に対し、後者は6.4%。

「内向的な性格にあてはまる」という回答は
26.2%と12.7%。

「不安があり、時にはいてもたってもいられなくなる」は
20.8%と5.5%。

腸内環境の悪いグループは、
腸内環境が良いグループと比較してネガティブな回答が上回る
結果となりました。

これらの結果からも、
いわゆる精神面への影響を含めた心身の状態と
腸内環境のつながりが透けて垣間見えます。

どうして、こんなことが起きるのか。

その答えは、意外なところにありました。

それは、
腸と脳の密接な関係。

小林教授によると、
「腸は第二の脳」と言われているんだとか。

例えば、
不安やイライラを抑える働きを持つ「セロトニン」。

精神状態に影響を与える
脳内の神経伝達物質は、腸管で作られるのだそう。

ちなみに、、
腸が作り出すセロトニンが
脳の活動に影響を与えているということは、
現時点では、完全には証明されているわけではないのですが、
専門家の多くが、腸内環境の良し悪しは、
かなりの影響を精神面に
与えているだろうと推測しており、
その傾向は、ダノンとの共同調査の結果にも見られました。

たかが腸、されど腸。

腸を元気にしておくことで、
やる気スイッチが入りやすくなり、
人生の勝負どころで力を発揮できる場面も増えるのでは?

大きなメリットが期待できる「腸活」、
はじめてみませんか?
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