腸内フローラについては、
前回の記事でご紹介しました。
今回は、腸内細菌が
どのようにダイエットに
働きかけるのかをテーマに、
以下のトピックでお届けします。
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ダイエットは、多くの方にとって
身近で、案外深刻な問題
だったりします。
痩せたいのに、
思うように痩せられない。
せっかく減ったと思ったら、
またリバウンドした。
食べる量を減らせばいいと思うけど、
食べるのを我慢するのがしんどい…
それに、運動は苦手…
などなど、挙げると
きりがないほど、
悩みを抱えている方は多いですよね?
ダイエットには、我慢がつきもの。
しかし、その一方で、
自分と同じように食べているのに、
羨ましいほど太らない人もいたりします。
それゆえ、
ダイエットがなかなか成功しない、
太るのは体質の問題だからと、
ちょっぴり思っていたりしませんか?
実は、
最近の研究で面白いことが
わかってきました。
なんと、
肥満の原因は
「腸内環境にある」というのです。
その根拠は、
マウスをつかったとある実験。
腸内細菌がいないマウスに、
①正常な体重のマウスの腸内細菌
②肥満体重のマウスの腸内細菌
を各々移植。
「体脂肪の増加率」を比較したところ、
増加率は、①が22%、②が42%と
2倍近い開きがみられたそう。
この実験結果は、、
どんな腸内細菌が腸の中にいるか
によって、太りやすいかそうでないかが
変わってくる可能性が高いと
いうことを物語っています。
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では、
何故そんなに「腸」が
大切なのでしょうか。
腸の役割は、胃から運ばれてきた
食物から栄養を吸収し、
食べかすを便に変えて排泄すること。
一見シンプルに見える
このお仕事。
実は、
慶應義塾大学医学部の
伊藤教授によると、
腸がからだの中の
各臓器に指令を出して、
全身の代謝をコントロールする
いわば「司令塔」として働いている
ことが最近わかってきた、のだそう。
腸がホルモンを分泌することで、
●胃の蠕動(ぜんどう)運動の速度が
調整されたり、
●脳の満腹感を感じる神経を刺激して、
食べる量をコントロールしたり、
●膵臓に働きかけて、インスリン分泌を
促し、血糖値をすばやく調整したり・・・
とにかく、腸は
これまで私たちがもっていた
実際のイメージよりも、
ずっと複雑で大切な調整役を
果たしていることが判明しつつあります。
伊藤教授に言われば、
「過食による肥満、
生活習慣病を防ごうと思ったら、
腸が元気に、正常に動くということが、
とても大切」とのこと。
では、
腸が元気に働いてくれるためには、
何をすればいいのでしょうか?
次の記事で見ていきたいと思います。
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