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腸活ダイエットで腸内細菌を活性化!コツとポイントは?

前回の記事では、
肥満や生活習慣病を
予防するための鍵となる
臓器が「腸」だということを
お伝えしました。

今回は、
ダイエット成功の鍵を
にぎる「腸」が
元気に働くようにするために、
どんな対策をとればよいか、
をテーマにお届けします。

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対策その1:定時食のすすめ

腸が快適に動いて、
本来の力を発揮してくれるために
おすすめの方法が、
「定時食」を習慣化することです。

だいたい同じ時間帯に、
からだにあったボリュームの
食事をコンスタントに摂取する
習慣を作ることで、
腸の活動にもリズムが生まれます。

あるときは、食事量が少なく、
朝ごはんを飛ばしてみたり…

また、あるときは
昼から夜まで、時間があいて、
夜食はドカ食い…

こんな風に、
食事のタイミングも異なり、
食事量もバラバラだと、
体のリズムそのものが整いにくく
なることは想像に難くありません。

腸に快適に動いてもらうためには、
●毎日同じくらいの時刻に
●同じくらいの量の食事を摂る。

そんなシンプルでありながら
基本的な生活習慣を
意識してみてはいかがでしょうか。

対策その2:腸内細菌の活性化

2つ目の対策は、
「腸内の環境への働きかけ」です。

私たちの腸の中には、
約100兆にものぼる
想像を絶する数の腸内細菌が
すみついていると言われています。

そして、それらは、
絶えず入れ替わり、
まるで色とりどりの花が咲き乱れる
お花畑のように腸内で共生しており、
「腸内フローラ」と呼ばれるほど。

前回の記事では、興味深い実験の
一事例として、
腸内細菌のいないマウスに
太ったマウスの腸内細菌を移植したら、
そのマウスは体脂肪率が、
正常なマウスに比べて増えるなど、
太りやすくなった、という
実験の結果をご紹介しました。

実際に、
腸での栄養吸収のコントロールが
うまくされるかどうかは、
腸内の環境が整っているかどうか
という点に、大きく影響を受けるのだそう。

では、
やせる腸を作るためには、
どのような点を意識して、
普段の「生活習慣」を
変えていったらよいのでしょうか?

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腸にとってのストレスを減らす

ストレスというと、心とか、
メンタルな部分をイメージしがちですが、
実は「腸」もストレスを受けます。

突然初めての仕事を振られたり、
予期せぬタイミングでトラブルが
勃発すると、誰しも想定外の事態に
少なからずあわてますよね?

不安や焦りは、ストレスをもたらし、
それは、心やメンタルな部分だけでなく、
腸や胃といった消化器官の
働きにまで及びます。

よって、
不規則な食事を続けると、
腸はひんぱんに緊張状態
さらされることになります。

そして、
緊張状態になると、
自律神経の交感神経が優位になり、
こうした状態が日常的に繰り返されることで、
メタボを加速させる要因にもなるのです。

特に、「腸」は
ストレスに対して敏感に反応する
臓器なんだとか。

だから、繰り返しになりますが、
●ほぼ同じぐらいの時間帯に、
●適量を心掛けて
日々の食事をすることは、
腸にリラックスして働いてもらう上で、
有効な対策なのです。

ところで、
「腸のストレス」と「ダイエット」って、
どんな風に関係しているのか、
不思議に思いませんか?

実は、
腸の働きの中でも、
特になのは「食後の血糖値」の調整。

食事をすると、血糖値が上がりますが、
この血糖値のコントロールはなかなか厄介で、
高すぎても、低すぎてもダメだったりします。

高すぎると、
脂質異常症や高血圧、肥満になる一方で、
低すぎると、今度は
エネルギー不足に陥って、
放っておくとフラフラ倒れてしまいます。

そんなトラブルを回避すべく、
体内では常に血糖値を
絶妙なバランスで保つための
いのちの営みが行われています。

そして、
その司令塔をつかさどるのが
「腸」というわけなんです。

腸にとってのストレスフリーな
生活をすることで、
消化吸収が改善され、代謝が改善します。

代謝が改善されることで、
太りにくいからだがつくられる、
ということにつながるのです。

よく眠る

もうひとつ、
腸内環境とダイエットを考える上で、
忘れてはならないことがあります。

それは、「睡眠」。

お腹がすいた・・・
いやもう満腹、結構!
といった食欲の形成には、
ホルモン」が関わっています。

例えば、
レプチンは食欲を抑え、
グレリンは、逆に食欲を増進させます。

レプチンは睡眠中に
分泌されるので、睡眠不足が続くと
レプチンの濃度が下がり、
逆にグレリンの濃度が上がって、
不必要に食欲が増してしまうという
悪循環に陥る可能性もなきにしもあらず。

腸と睡眠、ダイエットって、
一見関係のないようにみえながら、
実は裏で密接に結び付き、
相互に影響を与え合っています。

腸活とダイエットを頑張るなら、
良質な睡眠をとることも、
ぜひ意識してみることをおすすめします。

腸活は超手軽なセルフケア?

いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介した腸活のためのケアは、
特別な道具も、高価な投資も必要ありません。

慶応技術大学の伊藤教授の
ことばをかりれば、腸は
食事によるセルフケアができる」という点で、
脳や心臓よりも調子を整えやすく、
付き合いやすい臓器
というのは、言い当てていると思います。

実は、
そんな伊藤教授自身が、5年ほど前に
多忙で不規則な生活にメスを入れ、
朝7時、昼12時、夜20時の食事リズムを
守る生活に変えたところ、
なんと
体重は10kg減、
腹囲も10cmと
目に見える形での成果が出たのだそう。

ダイエットを成功させたい、
からだの不調を改善したい・・・
そんな思いを少しでもお持ちの方は、
今の食のリズムを思い切って変えてみることで、
思わぬ腸の恩恵を
受けることができるかもしれません。

長文最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

どうぞ他の記事も
ごゆるりとお楽しみ下さいませ。

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