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便の危険な色は?理想はどんなうんち?

毎日、いいうんち出ていますか?


参考文献:辨野義己「ウンコミュニケーションBOOK」より

うんち。

なにかと言葉にしにくいですし、
臭いや色からして、
嫌われものの代名詞のような存在
として扱われがちですよね。

ところが、
実はうんちには、わたしたちの
からだの大切なメッセージ
たくさん詰まっています。

まさに、
うんちは、からだからの便り、
健康のバロメーター

今回は、
そんなうんちに潜む危険を
どのようにキャッチすべきか、
背後に潜む疾患リスクと、
危険なうんちの見分け方の事例を
いくつかご紹介します。

危険な便は何色?うんちの危険信号とは?

うんちが出たら、サッと流す前に
ぜひチェックしておきたい
ポイントがあります。

それは、「うんちの色」。

理由はシンプル。

うんちは、病気に気付く
きっかけを届けてくれることがあるからです。

特に、うんちの色の中でも、
絶対に見逃さないでほしいのが、
「赤」や「黒」の便です。

血便の背後に潜む疾患は?

「うんちが赤い」ということは、
血便」、つまり、
便に血が混じっている可能性があります。

血便が出る背景として
一般的に疑われる病気は様々。

・大腸がん
・ポリープ
・虚血性大腸炎
・潰瘍性大腸炎
・クローン病
・切れ痔

ちょっぴりだから大丈夫、
忙しいからあとまわし、
などと安易に考えずに、
きちんと病院を受診するのがよいでしょう。

黒い便の背後に潜む疾患は?

出てきたうんちが、
黒い便」であるケースも、
背後に疾患が隠れている可能性があります。

・十二指腸
・胃
・食道
などの異常が疑われます。

一般的に、
赤か黒の境目となるのが、
十二指腸」。

十二指腸より上部で出血すると黒、
下部で出欠すると赤、
というように、色によって
出血部位の想定が変化します。

例えば、うっかり
切り傷などこしらえた時、血液は、
出血した直後は赤いけれども、
空気に触れ、時間が経過すると
黒くなりますよね。

便も同様に、
血液が体外に排出されるまでに
酸化が進むと黒く変化します。

鉄剤サプリが黒い便の原因になることも

うんちの色は、摂取している
食べ物によって
影響を受けることもあります。

例えば、

鉄剤のサプリメントを飲んでいる場合、
うんちの色が黒っぽくなることがあります。

この場合は、
サプリのせいで影響を受けていて、
カラダの機能には問題がない、
ということもありますので、
うんちの色を検証するときには、
自分が摂取している食べ物も
併せて確認してみるとよいでしょう。

直腸がん?うんちの細さもチェック

実は、健康のバロメーターとして使えるのは、
うんちの色だけではありません。

うんちの形が、
病気を知らせてくれることもあります。

理想のうんちは
するりと出るボリューミーな
バナナうんち」ですが、
うんちがどんどん細くなっていく場合
要注意。

直腸がんのリスクもあるため、
即座に大腸検査をして、
的確な診断を専門医からもらうと安心です。

日々のチェックが即対応につながる

うんちの色と形を例に、
いくつかの見分け方とリスクをご紹介しましたが、
すぐに異変に気付くためにも、
大切なのは、日々のうんちチェック。

毎日見ていてこそ変化がわかるので、
自身の変調により気づきやすくなります。

・うんちの色と形を日々チェック!
・赤や黒い便に要注意!
・細い便が続く場合も、大腸検査でリスク除去を。

健康のバロメーターであるうんち。

日々のチェックを習慣化して、
健やかな毎日を手に入れたいものです。

nokoike